歴史情緒あふれる街並みや新鮮な海の幸などで知られる金沢は、全国でも指折りの人気観光エリアです。
見どころがコンパクトにまとまっていて、バスなども充実しており、旅行のしやすさはバツグン!初めてのひとり旅にもおすすめです。女性のひとり旅も多いので、気兼ねなく回れますよ。
この記事では、金沢旅行で絶対に外せない、おすすめスポットを3つご紹介。ぜひ参考にして、金沢での時間を満喫しましょう!
雅な街並みにうっとり!「ひがし茶屋街」

リノベーションした紅殻格子の町家がずらり!和の風情たっぷりの街並みは、まるでタイムスリップしたかのよう。細部までこだわった建物が多いので、じっくりと見て回りましょう。
町屋には、お土産物屋さんや飲食店が多数入っており、雑貨のショッピングや食べ歩きができます。人気の金箔アイスも売っているので、旅の記念にぜひどうぞ!インスタ映えもバッチリですよ。
ひがし茶屋街は、かつて茶屋街として栄えた街並みを保存した重要伝統的建造物保存地区。お茶屋とは、芸妓が客をもてなす粋な社交場を指し、「一見さんお断り」が今なお守られています。江戸時代に建てられたお茶屋さん「志摩」と「懐華樓」は見学可能。華やかで雅な金沢の茶屋文化を体験しましょう。
とにかく街並みが素敵なひがし茶屋街は、フォトジェニックさもバツグン。広見という広場から通りを写すと、素敵な写真が撮れちゃいます。近くを流れる浅野川周辺は、国の登録有形文化財である浅野川大橋など、ぜひ写真におさめたい風景ばかり。夜はライトアップされ、ガラッと雰囲気が変わります。
より和の雰囲気を満喫するなら、着物をレンタルするのもおすすめ。美しい街並みに着物が良く映えますよ。のんびり歩いていると、どこかから琴の音が聞こえるような優雅な気分に浸れます。
仕掛けの数々に思わず興奮!「妙立寺」(別名「忍者寺」)

金沢城への抜け道があったとされる井戸や落とし穴になる賽銭箱など、驚きの仕掛けが多数施されている「妙立寺」こと「忍者寺」。他にはない構造を持つ建物は、一見の価値ありです。
「忍者寺」と呼ばれていますが忍者とは無関係。創建当時の加賀藩は、徳川幕府の監視対象だったため、万が一攻め込まれた際の出城として整備されたお寺です。外観は普通の2階建てのお寺ですが、実は7層からできており、23の部屋と29の階段があります。まるで迷路のような複雑な造りから、「一度入ったら出られない」なんて言われているそう。当時、百万石を誇る大名だった加賀藩の本気を感じます!
見学は、ガイドさんによるツアーのみ。事前予約必須なので、あらかじめチェックしておきましょう。グループごとに建物内を回るのですが、パッと見ると普通の部屋や廊下、階段なのに、敵を欺くための仕掛けがそこかしこにされています。ガイドさんの案内なしでは、無事に帰れる気がしません…!
扉を閉めたら、二度と内側からは開けられない「切腹の間」なんて部屋もあります。まあ、切腹した場合、開けることはありませんからね…。他にも衝撃的な仕掛けがたくさんあるので、ぜひ現地で確かめてください。
現代アートをまるごと体感!「金沢21世紀美術館」

2004年のオープン以来、常に大人気の現代アートの美術館。入館者数は、全国の美術館でもトップクラス。金沢を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。兼六園の斜め向かいにあるので、合わせて回るのもおすすめですよ。
現代アートと言うと「なんだか難しそう」「とっつきにくい」と思われがちですが、全く心配はいりません。誰もがいつでも立ち寄れて、様々な出会いの場となることを目指しており、アートを見るだけでなく、触れて感じられるよう工夫がされています。
なかでも必見なのが、レアンドロ・エルリッヒ作の《スイミング・プール》。プールの下には人が入れる空間があり、プールを通して地上の人と地下にいる人が出会うことができる、不思議な作品です。下の空間から見上げると、水面がキラキラ光りながら揺らめく様子を楽しめます。まるで水中にいるようでとっても面白いです。フォトジェニックな作品なので、記念撮影をするならここがおすすめですよ。
その他にも、体感型のアート作品がいっぱい。また、加賀野菜を贅沢に使ったメニューが人気の「カフェレストラン “Fusion21″」や、素敵なデザインのグッズを取り揃えたミュージアムショップも魅力的。1日中楽しめるおすすめ施設です。ゆっくり時間をとって、アートの世界を堪能しちゃいましょう。
終わりに
ご紹介した3つのスポット以外にも、日本三大名園として知られる「兼六園」、新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼が食べられる「近江町市場」など、見どころがたくさんあります。
金沢は一度旅をすると、リピーターになる人が多い魅力的な観光エリアです。ぜひぶらりと旅行してみてはいかがでしょうか?