無人島でモフモフのうさぎたちと廃墟を満喫!大久野島ひとり旅

瀬戸内海に浮かぶ大久野島は、別名「うさぎ島」とも呼ばれ、野生のうさぎたちがいっぱいの無人島。島内ただ一つの宿泊施設・休暇村の従業員以外は、誰も暮らしていません。

この島のうさぎの数は、なんと約900羽。島内どこにいても、うさぎたちがぴょんぴょん飛び跳ねる姿を見られます。

また、ウサギと並んで見どころなのが、戦時中につくられた廃墟の数々です。大久野島は、戦時中に毒ガスを製造していたため、かつては存在を極秘にされた「地図から消された島」でした。当時の名残である廃墟の数々は、非常に美しく、廃墟マニアからも大人気です!

可愛いウサギとミステリアスな廃墟を求めて、大久野島でひとり旅をしてきました!!

到着早々、うさぎたちに囲まれる

当時住んでいた京都から新幹線と在来線、フェリーを乗り継いで半日近くをかけて島にたどり着くと、送迎バスが。島内は一般車両の乗り入れ禁止なので、送迎バスまたは徒歩、自転車での移動になります。

運転手さんが島内のスポットについて、軽く説明をしてくれている時に、ふと窓の外を見ると…。うさぎがそこらじゅうで、ぴょんぴょん飛び跳ねています。なかには、観光客に近寄ってエサをおねだりしている子も!

これはひょっとして、なでたりできるのでは…。期待に胸を膨らませている内に、島内唯一の宿泊施設・休暇村に到着。さっそく、荷物を預け、お菓子などの食料をゲットして、島内散策に出かけます。

休暇村の辺りはうさぎたちがいっぱい。それもそのはず、大久野のうさぎにとって、観光客のくれるえさは貴重な食料です。

フェリーに乗る前に買ったうさぎのえさと、家から持ってきたキャベツやニンジンを片手に、いざうさぎのもとへ。すると見る見るうちに、ぴょんぴょん駆け寄ってきます!そっとえさを近づけると、おいしそうにもぐもぐ。

か、可愛すぎる~。アグレッシブなうさぎの場合、脚に前足をかけておねだりしてきます。多分、自分の可愛さに気付いているのでしょう。もちろん、可愛さにやられてどんどんえさをあげちゃいます。

島のうさぎたちは人なれしていますが、野生なのでなでようとすると逃げてしまう子が多いです。たまになでさせてくれるうさぎがいるので、そっとなでるとふわふわな感触が!幸せな手触りを楽しめます。ちなみに、うさぎの安全のために、抱っこはルールで禁止になっています。

毒ガスの歴史と美しき廃墟とうさぎ

ハーレム状態を満喫しつつ、島内をぐるっと一周します。時々お腹を空かせたうさぎが人の気配を感じて突撃してくるので、戯れながらのんびりお散歩です。

まずは大久野島の歴史を知るために、「毒ガス資料館」に。旧日本軍の毒ガス兵器などに関する展示があり、毒ガスの恐ろしさがひしひしと…。キュートなうさぎたちが住むこの島に、こんな過去が…と考えさせられます。

続いて大久野島の廃墟を巡ります。まずは一番有名な「発電所跡」です。毒ガス工場に電気を供給するためにつくられた建物で、朽ち果てたコンクリートと鉄骨、表面を覆うツタなどが独特の美しさをかもしだします。

その他にも、レンガ造りの「火薬庫跡」やドーム型の庫内に入れる「北部砲台跡」、毒ガス関連のものを処分する際に火炎放射器で焼かれた跡が今なお残る「長浦毒ガス貯蔵庫跡」など、ここでしか見られない戦時中の遺構がたくさん。廃墟好きにはたまりません!

そして、廃墟の周りを元気に跳ね回るうさぎたち。ダークな雰囲気と美しさを兼ね備えた廃墟と、キュートなうさぎたちの組み合わせは、ちょっとファンタジックな雰囲気。めちゃくちゃフォトジェニックな光景なので、カメラ好きはどんどん撮影しましょう!!

休暇村でグルメと温泉を満喫

島内を回ったら休暇村へ戻る前に、夕日を眺めるのがおすすめ!島のてっぺんにある展望台からは、瀬戸内海や海に浮かぶ島々が一望できます。少しずつ日が落ちて、海がオレンジ色に染まる様子は、言葉を失うほどの美しさ。ぜひ現地で体感してください。

夕日を楽しんだ後は休暇村で、夕食タイム。瀬戸内の山海の幸をふんだんに使った、地産地消のビュッフェを楽しめます。旬の海産物を使った料理は、とにかくおいしいすぎ!私は冬に行ったので、カキフライを鬼のように食べました。オープンキッチンでは、新鮮なお造りや海鮮焼きが出るので、こちらも要チェック!

お腹がいっぱいになったら、大浴場に。瀬戸内海を眺めながら、天然のラドン温泉につかれます。1日中歩き回って、パンパンの足も温泉のおかげですっきりです!

うさぎたちとの再会を誓って島を後に

翌朝は、朝風呂を堪能してから朝食ビュッフェへ。30種類以上の料理があり、名物の屋台コーナーでは、焼き立ての魚やおにぎりを楽しめます。

豪華すぎる朝食にパンパンになったお腹をなんとかしようと、休暇村の周辺を散策することに。玄関に向かうと、なんとうさぎが1羽建物内にまぎれこんでいます!スタッフさんがなんとか外に出そうと奮闘するものの、マイペースにぴょんぴょん(笑)。なんだか和んでしまいます。

休暇村の広場でうさぎたちと時間ギリギリまで戯れて、今回の旅行は終了。またうさぎたちに会いに来ることを心の中で誓いつつ、フェリー乗り場へと向かいました。