夏真っ只中。私はまだ行ったことがなかった福井県に、女ひとり旅で車に乗って出かけてきました。
ここでは日帰りで巡った5つの観光スポットの紹介と、それぞれのおすすめポイントと注意点をあげていきます。
最後のほうに、実際の滞在時間と予算なども書いていますので、福井に行く方はぜひ参考にしてみてください。
・誰の目も気にせずゆったり過ごしたい
・女1人でも問題ない場所
・日帰り希望
・温泉に入ってリフレッシュしたい
・車で時間を自由に決めて移動したい
・高いところでも全然平気
目次
道の駅「 若狭熊川宿」で静かな時の流れを感じる

重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「熊川宿」。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で話題の明智光秀のゆかりの地ともされています。
人は少なめで、女1人でも周りの目を気にすることなく、ゆっくりと昔ながらの町並みを散策することができました。
「上ノ町」「中ノ町」「下ノ町」と分かれており、途中で資料館や喫茶店に入ることができます。

歩くのに疲れたときは、レンタサイクルで自転車の活用をおすすめ。熊川宿資料館「宿場館」で借りることができますよ。
自転車に乗って風を感じながら、たまに止まって横に流れる水路をじっくり眺めたり、情緒あふれる町並みと穏やかな自然を、ぜひ体感してみてください。
熊川宿おすすめグルメ「葛まんじゅう」

写真は葛と鯖寿司のお店「まる志ん」さんの葛まんじゅう・葛もち。
つるん!モチモチ、とした食感がたまらなくおいしかったです。

暑くて食欲がなくてもペロッと食べれます!
この他、熊川宿では鯖寿司も名物です。
福井といったら名物「焼き鯖寿司」。まんじゅうを既に食べてしまったのですが、どうしても食べたかったので、お土産として買っておきました。

プリプリしていて歯ごたえもしっかり!
鯖の甘みが口いっぱいに広がりました。お店で座って食べることはできなくても、どこかのタイミングで一度は買っておくことをおすすめします。
熊川宿のほとんどのお店は10:00から開店するので、もし早く着いて余裕があるときは、歩いて散策するか道の駅でお土産などの商品を見てまわるとよいと思います。
道の駅若狭熊川宿
住所: 福井県三方11-3若狭町熊川11-1-1
公式HP: http://kumagawajuku.jp/
「三方五胡山頂公園」から眺める広大な景色

三方五胡山頂公園は、レインボーライン(三方五湖有料道路)を越えた先にあります。

到着すると、急な斜面の上をたくさんのケーブル・リフトが行き来しています。

リフトに乗ると「靴が脱げて下まで落ちていかないだろうか・・・」とソワソワ。
降りて少し歩くと、真っ先に目に入ってきたのは青い空と、地平線まで見渡せる青い海!
風も気持ちよくて、その居心地のよさにしばらくボーッとしてしまいます。
地面に刺さっているレインボーの風車が、クルクルまわってより涼しさを感じさせてくれました。
三方五胡山頂公園のおすすめスポット
子どもの頃によく夢にみた「ハンモック」。それがいくつか点在していました。
横になって、ゆったりとくつろぐことができますよ!
願い事が叶うといわれている「かわらけ投げ」。
お皿に願い事を書いて、それを思いっきり外に投げ飛ばします。投げたお皿は自然にかえるので、環境にやさしい。
日々で溜まったストレスも、ここで発散できます。
(ストレス発散用のお皿ではありません)
三方五胡山頂公園の注意点

蜂がおおい!
私は瞬間移動ができないので、走って逃げることしかできませんでした。
苦手な人はご注意を。
レインボーライン「三方五湖(みかたごこ)山頂公園」
住所: 福井県三方上中郡若狭町気山18-2-2
HP: http://www.mikatagoko.com/
上から下まで圧巻!思わず足がすくんでしまった「東尋坊」

荒々しい海の波によって、削りに削られて断崖絶壁になった「東尋坊」。国の天然記念物・名勝にも指定された福井きっての名所です。
海の上から遊覧船に乗って、崖の細かな形をすみずみまで味わうこともできます。※午後4時までなので時間にご注意ください(私は乗れませんでした・・)

中でも高さが20メートル以上あるこの断崖はものすごい迫力でした。

尚、自殺の名所・・としても有名ではあります。
各所には思いとどまらせるための看板や無料で相談できる公衆電話(通称:救いの電話)などもあります・・。

でも、見てください。このすてきな夕日。
自然がおりなす圧倒的なパワーとこの美しい景色を見ればきっと思い直す方もいるはずと感じました。
周りの人もしばし黙ってこの風景を眺めていましたね。
そのダイナミックさを見物しながら、海の潮風とにおいを感じてのんびりするのも悪くないですよ。

ちなみに東尋坊近くにある商店街で私が買った飲み物は、丸ごとのグレープフルーツの上にズブリとストローが刺さっていました。
「豪快すぎる!」と思わず笑ってしまいましたが、新鮮なフルーツを口の中で感じられて大満足の一品でした。
東尋坊へのアクセス・注意事項

東尋坊までお車でしたら北陸自動車道金津インターチェンジから車で約15分。電車でしたらえちぜん鉄道「三国」駅から京福バス利用約15分になります。

駅から徒歩でも行ってみたのですが、かなり時間はかかりました。1時間まではいきませんが、40分~50分くらいかかりましたかね・・。電車で向かう人はバスの方がよさそうです。
駅に着いた頃はまだ明るかったのに到着したころは日が暮れていました。おかげで夕日は見れてよかったですが笑

また、ごつごつとした岩や結構な高さがある崖なので、地面に安定感がなくヒヤッとする場面が多くありました。
ヒールではなく運動靴で行くことをおすすめします。
東尋坊
住所: 福井県坂井市三国町安島
みくに観光まるごとナビ「東尋坊」公式HP
http://www.mikuni.org/tojinbo/
「清風荘」のあわら温泉でホッと一息

東尋坊の後は温泉に入ってきました。清風荘では日帰りで温泉に入ることができるのでおすすめです。
浸かっていると、ただただ無心になること間違いなし。ちょうどいい湯加減が、身体の芯まであたためてくれます。20時まで日帰りでもOK!

汗と日々の疲れはここで流しておきましょう!
あわら温泉「清風荘」
住所: 福井県あわら市温泉3丁目803
HP: https://www.seifuso.com/
風情を楽しむ「湯けむり横丁」

清風荘から歩いてすぐのところにある、湯けむり横丁。暗い中からボワっとした灯りが見えてきます。
23:00~24:00までやっているお店がたくさん並んでいて、夜なのにとても賑わいがありました。
昔ながらの看板や提灯が、より屋台の雰囲気を高めているよう。こじんまりとしているように見えてどこか暖かみがある、不思議な場所でした。
おすすめポイントと注意点
ここではお店に入らず、それぞれの屋台をグルグルと周って外から楽しむのみでしたが、食べている人たちの楽しそうな顔が印象的でした。
アットホームな雰囲気がこちらにも伝わってきて、「よい町だな」と感じたものです。
夜で大変外が暗くなっているので、女一人は少し危ないかもと感じました。
「大丈夫!」と変に過信せず、軽く見てまわるだけかサッとご飯をいただいて帰るのがよいですよ。
あわら温泉屋台村「湯けむり横丁」
住所: 福井県あわら市温泉3-201
HP: https://yukemuriyokocho.com/
福井県で滞在した時間は13時間
私は朝の9:00に福井に到着して、22:00まで滞在していました。ご紹介した5つそれぞれの場所で、およそ1~3時間ぐらい過ごしています。
今回「移動だけでけっこう時間がかかったな」と思ったところは、
・熊川宿からレインボーライン三方五胡山頂公園まで30分。
・そこから東尋坊まで2時間半。
の2つでした。
同じルートで行く場合は、移動時間も含めて計算しておくとよいですね。
ドライブでの感想
「圧倒的な道の長さと美しい景色」がよかったです。
私の場合ですが、ドライブしていて住宅街などに入ると神経をすり減らしてヘロヘロになってしまい、それがいつもストレスでした。
しかし福井は周りに何もなく、逆にそれがよかった。
途中「ずっと俺のターン」とばかりに道がどこまでも続いていたことがあり、その間周りの景色の美しさにずっと感動しっぱなし。
夏だからこその青い空と、木々の緑が永遠と続くようで、楽しく運転できた道のりでした。
福井一人旅の予算
この観光ルートで、必ず支払わなくてはいけない料金はこちら。
(2019年8月時点)
- レインボーライン有料道路 1,060円
- リフト往復 800円
- 遊覧船 1,400円
- 温泉 1,100円
合計4,360円です。
ここからさらに、
- ご飯
- 飲みもの
- お土産
- 車のガソリン代
なども視野にいれておきましょう。
場合によっては駐車場代がかかることもあります。私は全部で、2万円ほどかかりました。なお、福井までの料金は含んでいません。
今回は自家用車で福井旅となりましたが、レンタカーを借りる人はその予算も考えておかないといけませんね。田舎はATMが少ないですから、なくて焦らないよう気持ち多めに現金は用意しておくことをおすすめします。
持ち物
個人的に、「もっておいたほうが便利」と感じたものはこちら。
- 車のナビ機能
- 虫除けや日焼け止めなどのスキンケア用品
- 飲みもの
- 運動靴
- スマホ用のモバイルバッテリー
そして女一人だと危険も伴うので、できればモバイルバッテリーは鞄に入れておいて、いつでも充電できる環境は整えておくのがよいでしょう。
まとめ

実は行く前まで「福井って何があるのか全く知らないんだけど?」状態でした。

失礼ですね

すみません・・
しかし実際は、1人で自由にゆっくりと景色を堪能できて温泉にも入ってデトックスして、とてもよい旅を過ごすことができました。
帰ってからも「リラックスできた旅になったな」と、しみじみ。しばらく余韻に浸っていました。
次はもっと福井の魅力を知るため、日帰りではなく泊まりがけで再チャレンジしようと考えています。

みなさんもぜひ、福井で女1人旅、心と身体をリフレッシュしてみてくださいね