皆さんはストレス解消のために何かしていますか?
運動、温泉、ゲーム等々、いろんなものが思い浮かびますが、「マッサージに行く」という方も多いのではないでしょうか。
そうはいっても、マッサージは何度も行くにはちょっと高いですし、相性のいいマッサージ師さんに当たるのも難しく、現在は外出自粛と濃厚接触の可能性がありますから店舗に行くのは避けたいものです。
高田川
片男波
手のそれぞれの指は、内蔵に連動しているとも言われています。

今回は、「手のひらのツボ」と「爪もみ」の2つの観点から場所を選ばずストレス解消できるセルフマッサージ方法をご紹介していきましょう
目次
3つのポイントで不調を撃退!手のひらマッサージ
手のひらのツボは場所によって対応する体の部分が細かく分かれていますが、簡単でよく使えるツボを3つ紹介します。
どちらかの手の方がより効くこともありますが、左手と右手、両方刺激したほうが良いようです。1日1~3回を目安にしてみましょう。
労宮(ろうきゅう)

自律神経のバランスを取ってくれるツボです。
疲れや憂鬱な気持ちをやわらげてくれるほか、血行を良くしたり、目の疲れを取ったりと、ストレス対策全般に使えるツボです。
場所は手のひらの大体真ん中にあります。

親指の腹を使って、数秒ぐっと押し込むように揉むのが良いといわれているよ
強さは「痛気持ちいい」程度。
片男波
胃腸点(いちょうてん)
その名の通り、胃痛など消化器系の問題に使えるツボです。

外出先で急に胃が痛むとか、空腹時に胸やけがする、といった急性の症状をやわらげてくれる効果があるよ
場所は、中指と人差し指の股から下した線が、生命線と交わったあたりになります。
こういった急性の症状に対するツボは、爪を立てて強めに押したり、傷つかない程度に先端のあるもので強めの刺激をするのがコツです。
高田川
押しもみでは逆効果になってしまうこともありますので、注意しましょう。
神門(しんもん)
不安、動悸・息切れなどに使えるツボです。

不眠や乗り物酔いなどの症状でも活用できるよ
場所は、手首の関節の、小指側にある骨の間のくぼみになります。親指で軽く押しもみをしてください。あまり痛すぎない程度に刺激しましょう。
爪の付け根を刺激で全身健康に!爪もみの方法


もう一つ、セルフマッサージの方法として注目されているのが「爪もみ」という方法です
もともとは安保徹さんという方が2002年に書いた「奇跡が起こる爪もみ療法」という本から始まり、中高年の方向けの健康雑誌で紹介されて注目を集めたものですが、どんな世代であっても簡単で効果が期待できます。
手足の指先をつまんで刺激するだけ、という方法なのですが、特に手の指であれば仕事の合間などでも手軽にリフレッシュできる方法としてオススメです。
やり方は簡単。

各指の爪の生え際と指の境目をつまんで、10秒程度強めに、痛気持ちいい程度に押しもみするだけ
両手行いましょう。
片男波
高田川
爪の生え際には多数のツボが集まっているため、効果が出やすいそうです。
各指の役割と効果については、以下のようになっています。
親指(呼吸器系)
呼吸器の不調に良いとされています。せき、ぜんそくなどの他に、アトピー性皮膚炎、リウマチ、円形脱毛症などにも良いとのことです。
人差し指(消化器系)
胃腸を整えてくれる効果があるそうです。潰瘍性大腸炎、胃・十二指腸潰瘍にも良いと書いてある資料がありますが、胃腸が弱っている時、全般的に効果を発揮してくれます。
中指(耳)
耳鳴りや難聴など、耳の不調に良いとされています。
薬指(交感神経刺激)
通常爪もみは、副交感神経を刺激して、リラックスすることによって効果を発揮するのですが、薬指は交感神経を刺激してしまうため、通常の爪もみではオススメしていません。

ですが、眠気がひどいとき、やる気がでなくてシャキッとしたいときなどは、刺激してあげると良いでしょう
小指(循環器系)
脳梗塞、認知症から動悸、頭痛、婦人科系の不調など様々な効果が期待できるとされていますが、心臓、腎臓などの循環器系のバランスを整えるのに役立ちます。
終わりに
いかがでしたか?
高田川
片男波

手をつかったお手軽セルフマッサージ、皆さんもぜひ日々の生活に取り入れてはいかがでしょうか