みなさん、こんにちは。
今回はVoxEdit(ボックスエディット)のブロックモードについて解説します。
VoxEditはThe Sandboxが提供しているボクセルアート制作ソフトです。
まだVoxEditをダウンロードされてない方や、基本のモデラーモードを確認したい方は下記の記事を先にご覧ください。

VoxEditブロックモード概要
ブロックモードはその名の通り、ブロックの作成・編集ができるモードで特にThe Sandbox・Game Makerでゲームを作る時の環境オブジェクトを作りたい時に便利です。
ブロックモードではオブジェクトが常に立方体で、ボクセルの削除や作成はできません。ペイントだけが可能です。
ペン、ライン、長方形図面、フラッド、ピッカーの各ツールがあり、色付けのみ使用できます。

- ペンツール:1ボクセルごとにペイント
- ラインツール:直線状のボクセルをペイント
- 長方形図面ツール:ドラッグした範囲の長方形図面に沿ってボクセルをペイント
- ボックスツール:直角プリズムのボクセルをペイント
- フラッドツール:連続した同デザインの範囲のボクセルをペイント
- ピッカーツール:ボクセルから色を抽出
ブロックの構成は32×32の立方体ボクセルで作られています。

公式のチュートリアルを見ると以前はReduce Volumeボタンを使って、Minecraftの16×16テクスチャのようなシンプルなデザインを作成することができました。
ただ現在は当該ボタンがないため、32×32の固定のようです。
ブロックデザインの作成・編集方法
デザインはメニューバーにある各ボタンで、回転させたり反転させたりすることができます。

下記のデザインで試してみましょう。謎デザインなのは許してください。

ブロックのデザインを回転する方法
「X軸で回転」 X軸方向にオブジェクト全体を90度回転します。

「Y軸で回転」 Y軸方向にオブジェクト全体を90度回転します。

「Z軸で回転」 Z軸方向にオブジェクト全体を90度回転します。

ブロックのデザインを反転する方法
「X軸で反転」 X軸でオブジェクト全体を反転します。

「Y軸で反転」 Y軸でオブジェクト全体を反転します。

「Z軸で反転」 Z軸でオブジェクト全体を反転します。

エッジ(辺)外観の変更方法
モデラーモード同様、下記ボタンでグリッドビューをオンにしたり、カメラ位置をリセットすることができます。

- ボクセルエッジ(辺):ボクセルの全てのエッジ(辺)を表示する
- エッジ(辺)を隠す:エッジを隠してボクセルの平面だけを表示する
- カメラ位置をリセット:デフォルトのスタート地点に視点を移動
尚、メニューバーのX・Y・Z軸のミラーはボタンとして存在しますが、2022年3月現時点では機能してないようです。チュートリアルでも特に示唆はしておらず、今後利用可能になるのかは不明です。
ブロックサイドパネルの使い方
ブロックサイドパネルには立方体の6つの側面それぞれを平面的に見ることができます。

各ボタンを押すと選択した面のデザインのみを反転したり、回転することができます。

選択した面のデザインはPNGデータとして、個別にエクスポートやインポートが可能です。これは、一般的な土のテクスチャの上に異なる種類の草や岩が乗っているような、複数のブロックにわたって面を再利用したい場合に便利です。
例として顔のデザインが書かれた面を選択して「時計回りに回転」ボタンをクリックしました。該当の平面が回転しましたが、その他の面は固定されたままです。

全体のデザインを反転・回転する場合はメニューバーの各ボタン、一つの面のデザインだけを反転・回転したい場合はブロックサイドパネルのボタンを押すといいですね。
ただ、一つの面のデザインを変えると、その面に接するエッジ部分も変更となるのでご注意ください。
マテリアルとパレットのパネルはモデラーと全く同じです。パレットの保存と読み込みも可能です。
カメラ設定の使い方
左上のツールバーの右隣にはワークスペースの見え方を変えるカメラ設定メニューがあります。
モデラーモードにもある「透視・正投影」の他、任意の面を選択してフラットな2Dで表示することができます。

例として顔のデザインが描かれた右の平面を選択すると、同じ平面を使って全体を埋めた表示になりました。

この表示は特にThe SandboxのGame Makerでゲームを作る際に、建物や草・土などといった環境オブジェクトなど複数のブロックにわたって面をデザインしたい場合に有効となりそうです。
複数コピーした際に、どのように積み重なるかを見ることができるのです。

終わりに
ブロックモードの基本情報は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
アバターやアニメーションを作成する方法は別の記事で紹介しておりますので合わせてご覧ください。


