【鬼滅の刃・胡蝶しのぶ】性格や冨岡等との関係から紐解く人気の秘密

鬼滅の刃に登場する女性キャラクターの中でも、高い人気を誇る胡蝶しのぶ。彼女のコスプレを楽しむ女性も少なくありません。しのぶは、物語の中でどこか謎めいた存在として表現されています。

「彼女は何を考え、何を望んでいるのか?」

玉ノ井
玉ノ井

この記事では、胡蝶しのぶの生い立ちや性格といったさまざまな情報を紹介するよ

彼女に対する理解を深めたい人は、記事を参考にしてみてください。

胡蝶しのぶの生い立ち

胡蝶しのぶは、薬の調合を生業にしている両親の元、姉のカナエと幸せに暮らしていました。ある日、家族と暮らす家を鬼が襲撃!両親が殺され姉妹も命の危機に瀕します。

駆け付けた「悲鳴嶼行冥」に助けられ、何とか危機を脱することに成功。しのぶとカナエは、「自分たちと同じ思いをする人を減らす」ため、鬼と戦う道を選びます。

幼い子供が両親を殺された場合、対象を憎むのが一般的。胡蝶姉妹の場合は、鬼への憎しみよりも人への共感が鬼殺隊に入隊するきっかけになっています。

玉ノ井
玉ノ井

どちらか1人だけが生き残っていたら、誰かに対して共感を覚える余裕はなかったかもしれないね

胡蝶姉妹の強い絆を感じ取れるエピソードです。

胡蝶しのぶの姉「胡蝶カナエ」の死

強い絆で結ばれているしのぶとカナエですが、ある日悲劇が起こります。カナエが鬼との戦いで負傷。助からないほどの、大けがを負ってしまうのです。姉の仇を取ることを決意するしのぶでしたが、カナエは引き止めます。

「しのぶには鬼殺隊をやめて幸せな人生を送ってほしい」

後に語られますが、しのぶの力ではあの鬼を倒すのは難しいとカナエは感じていたようです。

しかししのぶは、幸せな人生よりも敵を討つ道を選びます。

しのぶはカナエから鬼の情報を聞き出し、目的を果たすその日に向けて動き出すのでした。

カナエの発言だけを聞くと「何で妹の力を信じてあげないの」そう感じさせます。しかし悲しいかな……怒りの感情だけではどうにもならない事情が存在するのです。

作中でも語られるけれど「怒りの感情だけで鬼を殺せたら、この世の鬼は一掃されている」

片男波

まさにその通りで、鬼は人間よりも優れた身体能力を持っています。そのうえ、血鬼術といわれる特殊な術を使う鬼も存在する状況。人より劣っている部分があれば、そこを鬼は突いてきます。

玉ノ井
玉ノ井

自分を負傷させた鬼の強さを知っていたカナエは、しのぶに現実を叩きつけてでも生きてほしかったのだろうね

胡蝶しのぶの欠点

しのぶは小柄で、力もほかの柱に比べて弱い傾向があります。そのため鬼の首を落とすことができません。一部の例外を除き、鬼を倒すためには首を落とす必要があります。

首を落とさなければ、鬼はすぐに身体の傷を治して襲ってくる。対して人間である鬼殺隊は、傷がすぐに治ることがなく体力も徐々に失っていきます。

持久戦になれば、人間が圧倒的に不利よね

高田川

持久戦に持ち込まないためには、一刻も早く首を落として決着をつける必要があります。しかししのぶには、それができない。鬼殺隊に所属する人間としては、かなり大きな欠点を持っています。

実は天才ではなく努力の人

しのぶは那田蜘蛛山における鬼との戦いで、毒を使ってあっさり相手を倒しています。そのためしのぶは天才肌?と感じた人も少なくないでしょう。

実際は、天才というよりも努力の人です。前述した通り、しのぶは鬼殺隊の隊員として、大きな欠点を抱えています。そんな欠点をカバーしているのが、小柄な身体を生かした軽やかな動き・速く正確な突き・薬学に対する知識です。

玉ノ井
玉ノ井

しのぶのスピードに特化した動きは、上弦の弐「童磨」を感心させるほど

※(上弦は鬼組織の中で、上位に位置する集団)

また優れた薬学の知識で、炭治郎や仲間たちを救っています。

軽やかな動き・速く正確な突き・優れた薬学の知識。これほどの特技を手に入れるために、しのぶはどれだけの努力をしてきたのでしょうか。しのぶは、自分が劣っているのを自覚しています。

  • 「もっと腕が長ければ、強固な筋肉がついたかもしれない」
  • 「姉のカナエは、私よりも背が高かったのに」

そんな強いコンプレックスを抱えながら、生きてきたしのぶ。姉のカナエが鬼に殺害されてからは、より強く自分のコンプレックスを意識していたと考えられます。

しのぶは多くの欠点を抱えつつも、努力をあきらめなかった素敵な女性です。

そんなひたむきさが、彼女の人気を支える1つの要因といえそうね

高田川

胡蝶しのぶの性格と葛藤

胡蝶姉妹が継子になるカナヲに出会った際、しのぶは現在の彼女では考えにくい行動を取ります。カナエを売ろうとしていた人物に対して、お金をたたきつける所業。

目元の雰囲気も現在とは違って、勝気な印象を感じさせます。姉と一緒にいた頃のしのぶが本来の姿だと考えると、どうして変わってしまったのか?

玉ノ井
玉ノ井

それは意図的に自分を抑え込んでいるからだと考えられるね

しのぶには、「姉の仇を取る」という目的があります。激情に身を任せたり短気な行動を起こしたりすれば、仇を取る道が遠ざかるかもしれない。

しのぶは自分を冷静な状態に保つために、あえて感情を抑えているのでしょう

片男波

実際、嗅覚によって相手の感情を読み取ることができる炭治郎は、しのぶの中にある怒りの感情を察知しています。

胡蝶しのぶと冨岡義勇の関係性は?

しのぶは義勇に対して、ほかの柱のメンバーに対するものとは違った態度を見せています。互いの距離も近く、言いたいことを言い合えるような関係です。

しのぶの「嫌われている」発言に義勇は「自分は嫌われていない」と反論。

言葉が少ない義勇が、これほどはっきりと意思表示するのは珍しいことだね

片男波

しのぶも義勇に対して、素直な感情を表現しています。

義勇の気持ちは分かりませんが、しのぶの方は義勇に対して恋心を抱いていると思われる演出がされています。

  • 義勇が自分を抱える(身体に触れる)のを許している
  • ほかの男柱に対する態度とは異なる
  • 本来の自分を見せている

しのぶは自身の隊服が作成された際、その際どいデザインに怒って燃やしてしまうほど激しい性格をしています。

玉ノ井
玉ノ井

どんなデザインだったかは、甘露寺さんの隊服を見て予想してみましょう

このエピソードから感じ取れるのは、しのぶがとても貞操観念が強い女性だということ。そんな彼女が、義勇に対しては身体に触れるのを許している……義勇を特別な存在として、意識していると考えられます。

またしのぶは同じ柱の人間であっても、相手が男性だと一定の距離を保っています。自分に相談せずに勝手に動いた不死川に対しても、たしなめる程度で終了。(内心は、かなり怒っていたと考えられる)

対して義勇には言いたいことを素直に発言して、ちょっと意地悪な本来の彼女も見せているわね

高田川

以上のことから、しのぶは口に出さないだけで義勇に対してほのかな恋心を抱いていると考えられます。

胡蝶しのぶはリアルな人間性を感じさせるキャラクター

胡蝶しのぶは、リアルな人間性を感じさせる魅力的なキャラクターです。

  • 「感情を爆発させないよう、自分を抑え込む様子」
  • 「好きな人に対する、ちょっとあまのじゃくともとれる態度」
  • 「自分の欠点に対して、コンプレックスを感じている姿」

「この人は本当にどこかで生きているんじゃないかな?」と感じさせるリアルな感情を見せます。そんな胡蝶しのぶの魅力を知っていけば、鬼滅の刃の新たな楽しみ方を見つけることができます。

玉ノ井
玉ノ井

しのぶの目線に立って、鬼滅の刃をさらにしんでみてね

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